最初はバカにしていました。あまりにも売れているし。
でも、読んでみてとても面白かったので、色々な人にオススメしてみたのです。

「お参りに行く」という章で、ガネーシャは、「いつも良くして頂いてありがとうございます。」
と言えと指南します。
なぜなら、それは神様が「グッと」来て、優先的に願いを叶えてあげようと思うからなのだそう。
日頃のお礼も言わず、小銭で願いを叶えてもらおうとする一般ピープル。
「自分らのお願い、どんだけ安上がりやっちゅうねん。」とガネーシャは怒ります。

本を読んだ友人と私は東京大神宮へお参りしました。
その日は週末で、参拝客で混んでおり、4名が一列になり二礼二拍一礼。
私はお礼を言うのを忘れませんでした。
お参りした後、友人が笑っています。それも大笑い!
訝る私に友人は涙を流しながら言いました。
「私、なぜか『はじめまして』って言ってしまったー」

笑えるよ!それは笑える!
でも、神様もきっとこう話しているに違いないです。
「なんと丁寧な挨拶!みんな聞いた?グッと来たよねー?
 あの子の願いは最優先にしなあかんな。なんせ『はじめまして』やもんな。」