今日のごはん。

今日もカーニバルのイベントがある我が村地方。
このイベントは平たく言えば、色々なグループが趣向を凝らした「ジョーク」を披露する場で、
我が村地方のスイスドイツ語方言ゆえ、私にはまだ全部が分かりません（笑）
そんな訳で、いつものワインバーと近くのホテル、2軒で食前酒を頂いた後、
帰宅して予定したものと全く違う夕食です（笑）

野菜たっぷり中華風焼きそば＆エビ蒸し餃子。
焼きそばには、たっぷりの緑のパプリカ、セロリ、ポロねぎ、そしてマッシュルームを入れました。


エビ蒸し餃子は市販のもの。
スチーマーに入れる際にお皿に餃子の皮が引っ付いてしまうのを避ける為に、白菜を敷きました。
この白菜は刻んで、ランチに頂いた野菜スープに入れ、
再度火を入れて明日ちゃんと頂きます（笑）


焼きそばには、重曹を入れて表示の時間より1分長めに茹でたスパゲッティを使っています。
味付けはオイスターソース、塩、黒胡椒、しょうゆ少々。


スイスに住み始めて10年弱。
標準ドイツ語での会話は、特別な専門用語以外ほぼ問題はないものの、
スイスドイツ語（方言）は聞き取れても理解できるのは60～80％。
少ないと思われると思いますが、私が過去に会ったスイス在住日本人の方は、
例えば在スイス20年でも、半分程度しかスイスドイツ語を理解できないとのことでした。
これは住む地方の方言によると思います。
極端な例ですが、例えば外国人が日本に住み始めて、まずは日本語（標準語）を半年間学習、
その後、大阪に住むも日常会話は60～80％程度の理解。
そして「大阪弁のジョーク＝漫才」のイベントに行く・・・。
私にとっては今がその状態なのです。
スイスドイツ語の方言を聞き取れても、例えば政治的なことなどが分かっていないと、
そのジョークの面白さは全く理解できない。
我が村地方以外に住んでいるスイス人にさえも、そのジョークの真意は分からない、とのこと。
それでも、外国人がそのイベントに参加しているのを見ると、自分が劣っているかのように思えて、
毎年この時期は少し悲しくなったり、自分の不勉強を反省したり、
努力してもスイスドイツ語を全ては理解できない自分を情けなく思ったり。
あまり素敵な時期とは言い難いのですが、
それでも今日は素敵な夕景を見られて少し気分が良くなりました（笑）


ホテルのバーから出て、夕景を見て写真を撮ってバーに戻ったら、
ホテルの従業員の女性と目が合ったので、「夕景がすごく綺麗よ！」と言ったら、
彼女も携帯電話を手に外へ（笑）
そんな緩い感じはスイスの田舎ならではです。
海外暮らしは、時には人から「素敵」の一言で片づけられることもありますが、全てが一長一短。
かなりの覚悟をもって今の生活に挑んでいる訳ではありますが、これがなかなか・・・（笑）
今の状況に感謝しつつ、戦っていかなければならない部分は心してかかって行かねば、
などとの思いを新たにした夕べでした。

今日も美味しく、そして有難く頂きました。

ごちそうさまでした！


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