LA VIE EN ROSE in der Schweiz

スイスの田舎在住のMikiと申します。 スイス人の夫と楽しむ毎夕食の記録・・・という地味なブログです。 毎日こんな景色を眺めて暮らしております。 過去記事から旅行記をピックアップして、新たに「旅行記」としてアップしていく予定です。

2008年11月

先日、TVをつけたら「花説法~カリスマ尼と悩める女性たち~」という番組が放映されていました。
3名の尼僧の方々が、女性の悩みに答えるという番組。

その中に、村瀬明道さんとおっしゃる月心寺の庵主さんがいらっしゃいました。
彼女は、30代で右半身不随になるほどの交通事故に遭われたのですが、
それから何十年も精進料理を作られているすごい方なのです。
まさしく『徳が高い』という言葉がピッタリのお顔をされていました。

そこで、あるタレントの女性が、仕事が休みになると不安で仕方がない、
という悩み(?)を相談されていました。

村瀬さん(尼僧の方をどうお呼びしていいか分からないので・・・)は、
お休みするのも仕事のうち、と話されていました。

「お休みも『天の采配』やから、休みの日は寝転がってたらええの。
 どうせまた起きなあかん日が来るんやから。」

そう仰ってました。

『天の采配』って良い言葉だと思いました。
心に響きました。

コドモの頃に思い描いていた自分の未来、「平凡だけど幸せな人生♪」とは程遠い、
かなり刺激のある人生を送っている私ですが、
これも天の采配かと思うと、受け入れようかと思う次第(笑)

よく、越えられる試練だから、与えられるという言葉を聞いたりします。
私にも与えられた試練はありますけど、結構頑張って越えてます(笑)

そうやって成長して行くのですね、人って。

成長するのは心だけで良いんですけど・・・!

Laurent Korcia(ローラン・コルシア)さんです!
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彼はフランス人のバイオリニスト。

私は彼のバイオリンに恋しています(笑)

生で聴いてみたいという願いが叶って、昨年と今年、生で彼の演奏を聴くことが出来ました♪

昨年は前から2番目で。
そして、今年はなんと一番前、ど真ん中で!
ちょっとメイクも張り切ったりして(笑)

冗談はともかく(爆)

彼の演奏は本当に本当に素晴らしいのです!!
バイオリンがあんなにたくさんの音色が出る楽器なんだと、初めて知りました。
あんなに音に表情があるなんて、本当に驚きました。

今回のコンサートで彼が弾いた曲は、とてもバラエティに富んでいました。
伴奏がアコーディオン(Vincent Peirani(ヴァンサン・ペラニ)さん。)だったこともあり、
クラシックはもちろん、タンゴ、映画音楽まで幅広く演奏されました♪
余談ですが、Vincent Peiraniさんは身長205cm!
10頭身くらいに見えました(笑)

コンサートは2部構成で、1部はクラシックとタンゴ。
ブラームスのハンガリー舞曲やピアソラのタンゴも。
アルゼンチンタンゴを習っている私は、ステップを頭でなぞりながら聴きました(笑)

2部は映画音楽。
"Smile"で始まり、"New Cinema Paradise"や、なんと"Mission Impossible"まで!!!

小さい頃からピアノをやっていたので、ピアノを聴くのは好きですし、
好きな作曲家の交響曲は聴きに行きます。

でも自分がバイオリンを好きになるとは、予想だにしませんでした。

演奏中、感激して感動して、何度も涙が出ました。
この感激をなんとか彼に直接伝えたい!と思ったほどでした。

そして、なんとそのチャンスはやって来ました!
強く思えば叶う!(笑)
CDを購入した人には、サインをして頂ける時間が設けられていたのです!
友人共々、迷わずCDを購入。
ドキドキして順番を待ちました。

まず、アコーディオン奏者のVincet Peiraniさんのサインを頂き、握手をして頂きました。
次はいよいよ、憧れのLaurent Korciaさんの番。
まず、CDにサインを頂き、ライナーノーツにもサインを頂きました!
その際に、"To ○○(私の名前)"と書いて下さいと、厚かましくもお願いし、
"I'm so impressed with your playing!!"(あなたの演奏に感動しました!)と
興奮気味にお伝えしました。

握手をして、私の目を見ながら「こちらこそ、ありがとう」と彼が言って下さった時、
勢い余って、好きです!と言ってしまいそうな私でした・・・(笑)

とにかく彼の演奏は官能的で、情熱的で、でも温かく、深く、厚みがあって、心に入って来ます。

寒い日の夜に、彼のバイオリンを聴くと、心が温まる気がします。
オススメです!

ここ数年、ほとんど運転していないので、運転の仕方を忘れそうです・・・(笑)

先ほどたまたま観たTV番組に、市原隼人さんという俳優さんが出演されていました。

彼が自動車教習所でやってしまった失敗を聞いて、
私も似たような自分の失敗を思い出してしまいました!

彼は、教習中にシフトレバー(?)を掴むつもりが、
勢い余って教官の太ももをがっしり掴んでしまったのだそうです(笑)


私が免許を取ったのは、19歳の時。

免許を手にして初めての週末。
父が「運転の練習に付き合おう。」と言ってくれました。

すぐに公道を走る自信がなかったので、父に練習に付き合ってもらうことにしました。
練習場所は、家から少し離れた場所にある港。
週末はほとんど車も通らない道があるので、そこで練習ということになり、
父の運転で目的地へ向かいました。

さあ、練習開始!
助手席に座る父の指示に従い、目印の箇所まで走り、Uターンする、などなどの練習をしました。

「そう言えば、バックが苦手って言ってたから、バックを練習しよう。」
父が言ったので、バックの練習が出来る所まで移動しました。

私が通っていた教習所では、バックする時に特に女性はフラつきがちになるので、
助手席の肩に左手をかけて、身体を固定すると良いと教えられていました。
(余談ですけど、男性がこれをやると助手席でいつもドキドキします♪(笑))

バックの練習を始めたところ・・・

父が冷静に言いました。

「あの・・・これ、僕の肩なんですけど。」

はっ!?

私ったら、苦手なバックということで完全にテンパってしまい、
助手席ではなくて、父の肩をがっしり掴んでいました(爆)

それから、益々バックが苦手に。。。

車を借りた後、家のガレージに入れるのはバックしないといけないので、
父が仕事用に借りていた自宅から徒歩1分の駐車場に頭から突っ込む。
そして、父に報告。
「向こうに入れて来たから、よろしくね~」

私が父だったら、こんな面白い娘の失敗談はいろんな人に披露したと思うのですが、
その後披露された形跡もなく・・・

父が優しくて助かりました(笑)

最近、シュールな会話を耳にしました。

自宅の近所に私立小学校があるのですが、
先日、そこの生徒(おそらく2年生か3年生くらい)数人とジャージ姿の若い男性の先生が、
歩いて駅に向かっているのに遭遇しました。

もしかしたら先生は生徒たちを駅まで送っていたのかもしれません。
その先生は、担任クラスを持っていない先生のようです。

生徒が言いました。
「先生!どうして担任にならないの?」
先生は答えました。
「うーん、そんなこと言ってもなぁ。こればかりは・・・」

生徒の次の言葉に、すれ違った私はビックリ!
「先生、担任になれば良いじゃん。担任になるとお給料も上がるんだって!」

お給料が上がる。そうなの?

・・・まぁ、そんなことは良いとして、
7,8歳のコドモが言う言葉とは思えなくて、驚きました。

自分がそのくらいの年齢だった時を思い出しても、
もう少しコドモらしく無邪気だった気がします。
お稽古事がない限り、放課後は校内放送で帰宅を促されるまで、校庭で遊び回っていました。
クラスメートとドッジボールしたり、縄跳びしたり、ゴム跳びしたり、
「たんてい」(けいどろ?どろじゅん?地域によって呼び名が違うんですよね。)したり。

そうそう、「たんてい」は探偵と盗っ人を決めるのに、「いろはにほへと」を使うので、
私が育った地域の、あの頃のコドモはきちんと言えました。
ただし、探偵の「た」まで(笑)

閑話休題。

かなり今とは時代は違いますけどね(笑)

大人がいけないのか、コドモがコドモらしく生きられない世の中なのか、それは分からないけれど、
ちょっと驚き、哀しかった出来事でした・・・

なかなか更新できない『お気に入り』・・・
お気に入りはたくさんあるのに!

と言うことで、こちらは「デキャンティングポアラー」です。
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あまり馴染みのない道具だと思いますが、
ワインをデキャンタしなくても、これを使うとデキャンタしたのと同じ効果がある、というもの。
ボトルの注ぎ口に付けて、ワインをこれに通して注ぎます。

以前、友人のお宅にお邪魔した時に頂きました。
友人のお宅でも使われていたのですが、なるほど味が違う!

私はワインに詳しくないわりによく飲むので、有難いプレゼントでした♪

おかげでお家でワインを飲む機会も増えました(笑)

お家で飲むのは、もっぱら安いワイン(1,000円~2,000円くらいのもの)なのですが、
それでも十分美味しくなるので、とっても重宝しています。

なかなか自分では買わないものを頂くのは、嬉しいものです♪
センスあるプレゼントに感謝♪

両親と一緒に暮らしていた頃。
仕事やプライベートの忙しさ(?)にかまけていたら、
母が部屋の掃除をしてくれたことがありました。

帰宅したら早速お叱りの一言。
「鏡もちゃんと磨きなさい!」

普段お化粧する時に使っていた鏡。
鏡の間近で化粧水をパシャパシャ、頬紅をブラシでシュッシュッ・・・。
気付いて拭いてはいたものの、その日は放置したまま出掛けてしまっていました。
鏡は水滴が飛んで乾いた痕が残り、ピンクの粉が所々に付着・・・
見るも無残(汗)

「毎日顔だけキレイにしていてもダメ!道具もきちんとキレイにして大事にしなさい!」
・・・とお小言は続きました(笑)

ある日は、出掛けようとした私に一言。
「お洋服着てからお化粧したの?」
私はお化粧してから着替えるのが習慣なので、「ううん」と答えました。

母は厳しい顔で一言。
「じゃあ、そのスカートのシワ、何?」

はっ・・・!
アイロン忘れていた!

「いくら顔をキレイにして、素敵なモノを持ってても、そのスカートではね・・・」

はい。
返す言葉がございません(笑)

でも、いろんなお小言は、今の私にとても役立っています。
感謝、感謝!

祖母からも色々と教えてもらいました。
祖母は、お風呂上りに顔に塗ったクリームを、必ず首全体に伸ばして塗っていました。

そして、また別のクリームを丁寧にかかとにすり込んでいました。

子供の私は不思議に思って祖母に尋ねました。
祖母は関西弁で、おっとりこう言いました。
「女は見えるところだけキレイにしててもあかんの。
 首には年齢と生活が出ます。そやから首は大事にせなあかん。
 それから、靴下や足袋を履いたら見えへん言うて、かかとが汚のうては幻滅。
 見えへん所こそ、気を遣わなあかん。」

文字通り外から見えている部分である「外見」だけではなく、
外から見えないところも、美しく装う為の道具も、自分を引き立たせるはずの服も、
全て大事にする「気持ち」が大切なのだというMiki家代々の(?)教えです。

深い・・・(笑)

この言葉、大好きな映画『最高の人生の見つけ方』に出て来る台詞です。

周りにいる人を思い浮かべて・・・・

いました!
実例が!

私には、アメリカのママと呼んでいる友人がいます。
彼女は今75歳。
本当の「ママ」にはなかなか言えない私の恋愛話も、彼女は全部知っています(笑)

彼女は人生をとっても前向きに生きています。
2度もご主人と死別されたり、心臓発作で倒れてバイパス手術を受けたり、
他にも病気を患っていたり・・・
でも去年の初め、3度目の結婚をして今は愛するご主人とそれはそれは幸せに暮らしています。

そんな彼女から、今年の初めにメールをもらいました。
今年の計画、として。

それは・・・。

MBA取得!

「通信教育コースのある大学で、MBA取るわ!」
メールにはそう書いてありました。

彼女は40歳を過ぎて大学に入り直し、確か生物学の修士号も取ったはず。
元々の専攻はドイツ文学だと聞いた気が・・・

興味を持ったものは、掘り下げて勉強するのが大好きなんだそうです。

私がアメリカにいた時、デイケアセンターでピアノを弾くボランティアをしていたのも、
彼女がキッカケでした。

いつも前向きに生きている人。

いつも私に刺激を与えてくれる人。

決して人生を諦めない人。

最近、憧れる人や、なりたい『大人』がいないと嘆いていましたが、ちゃんといてくれました。

Never too late.

いつも心に留めて、私も何かにチャレンジしたいと思います!

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