LA VIE EN ROSE in der Schweiz

スイスの田舎在住のMikiと申します。 スイス人の夫と楽しむ毎夕食の記録・・・という地味なブログです。 毎日こんな景色を眺めて暮らしております。 過去記事から旅行記をピックアップして、新たに「旅行記」としてアップしていく予定です。

カテゴリ: つれづれ

1月も終わりに近づいた今、『今年のテーマ』とは自分でも呆れますが・・・(笑)

毎年、緩い緩い目標を掲げております(笑)
『引き締める』という年もありました。身体も、気持ちも、お財布も(笑)
『学ぶ』の年は、色々なことを色々な人から、色々な物事から学ぶように努力しました。

今年は『スッキリ』をテーマにしたいと思います。

身体もスッキリ。
→ 中からキレイに、そして要らない脂肪は捨てます(笑)
頭もスッキリ。
→ いつでもポジティブに考えます。
家もスッキリ。
→ 余計なものは買わず、欲しい物は吟味して買い、居心地の良い空間を作ります。

そして、人間関係もスッキリしたいと思っています。
(・・・なんて書くと、いかにも冷たい人間のようですが/苦笑)

スイスに住み始めて、早3年と少し。
2009年にパートナーと一緒に住み始めてから、
例年年賀状を頂いていた方たちへクリスマスカードを送っていました。

昨年はクリスマスカードではなく、今年の年始に付くように年賀状の代わりに絵葉書を送りました。
今までのところ、クリスマスカードや年賀状、
そして私のハガキへのお返事をくれたのは、なんと4分の1の人数!!
淋しい限りです・・・(涙)

お返事は年賀状だったり、近況報告の手紙だったり、メールだったり・・・。
学生時代の友人たちの何人かとは、今までも年賀状だけのお付き合いでしたが、
それでも年に一度は私を思い出して年賀状を送ってくれていた訳です。

でも、スイスに住むようになってからは、音沙汰なし。
きっと子育てや介護や、色々なことがあって忙しいのだと思います。
でも、年に一度も思い出してもらえないような存在ならば、
彼らにとって私という友人は要らないのと同じことと理解するコトにしました。

「3度目の正直」もなく、今年までの3年間に一度も返事をくれなかった人たちには、
もうこれから年賀状を送るのを止めようと思っています。
イコール、お付き合いは終わり。

物にだって、ずっと付き合っていける物と、そうでない物があります。
人との関係もきっと同じなのだと思います。
相手が変わることもあるし、私が変わることもある。
いつでも、そしていつまでも、お互いが同じスタンスでいられるとは限らないのですよね。

そんな訳で、今年は「スッキリ」がテーマです。



ランキングに参加させて頂いております。
お気に召したら、清き一票(笑)をお願いします!
人気ブログランキングへ

今日であの未曾有の大災害から1年。

被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。




1年前のあの日、朝、出社してPCを立ち上げた途端、同僚が走って来ました。
「Miki!日本が大変!今、ボスから電話があって、日本で地震だって!」

たまたまオーストリア人ボスはスイスから東京へ出張中。

急いでニュースをチェックして呆然・・・。

どうしても仕事に集中できず、早退しました。

それから数日、週末だったこともあって家に籠り、インターネットでニュースを観続けました。

幸い、東京の友人たちも全員無事で、続々と「大丈夫!」というメールを送ってくれました。

でも、PCの前から離れられず、津波の画像を見続けたせいで、私は笑えなくなりました。

海外に暮らしているせいで、何も出来ない。

歯がゆくて、自分を責めました。

遠く離れた場所だからと言って、楽しくしていては、同じ日本人として申し訳ない。

普段通りの生活ができ、暖かいベッドで眠れるコトも、普通にごはんが食べられるコトも、
寄り添ってくれるパートナーがいるコトさえ、申し訳ない。

でも、素敵な言葉を読んだり、災害時のメンタルケアの記事を読んだりして、気付きました。

そばにいるパートナーを心配させて、落ち込んでいる訳には行かない!

それに、被災しなかった私たちが元気でいれば、いつかきっと役に立てる日が来る。

そう信じて、元気でいられることに感謝して、今日まで生きて来た気がします。

スイスでの初めてのお給料をもらった日から(たまたま地震のあった月でした)、
毎月、気持ちだけ義援金を送らせて頂いています。

これは私が働いている限り、続けて行くつもりです。
(途中で止めない為に、ここに書かせて頂きました。皆さん、証人です/笑)

スイスでスイスフランを稼ぎ、昨年5月に日本に帰国した時には大散財しました(笑)

少しでも日本経済に貢献したくて、日本で買えるものは全て日本で買いました。

あの地震の直後、スイス人であるパートナーも義援金を送ってくれました。

金額は決して言いませんが、「日本は愛する人の国だから」と、かなりの額を送ってくれたようです。

義父母も義援金を送ってくれました。

パートナーの家族や、スイスの友人たちは、電話やメールをたくさんくれました。

海外に住む友人たちも、「日本を応援している!」とたくさんのメッセージを送ってくれました。

今もスイスでは日本についての報道や番組があります。

でも、そのほとんどは原発のコト。

いつか日本の美しいところだけを紹介した番組をスイスで見られる日を、楽しみに待っています。

ジャーナリストであるパートナーは、
彼が自分の目で見た、美しい日本を紹介する記事を書きたいと言ってくれています。

いつかまた2人で、美しい日本を見に行きたいと思っています。

スイスでもたくさんの日本人の方が、日本の為にプロジェクトを立ち上げたりされています。

私にはそんな大きなコトは出来ないけれど、私に出来るコトをずっと続けて行きたいと思います。

今、始めようと思っているのは、私の手編み作品を買ってもらい、売り上げの一部を寄付するコト。

編みかけを見て、「これ欲しい!Miki、これは売らないの?」と言ってくれた友人がいるので、
まずは彼女に話して賛同してもらい、買ってもらおうと思っています。

うまく行くかどうかは分かりませんが、これを私のプロジェクトとして、
ずっと続けて行ければと考えています。


(これは2010年7月~8月に、パートナーと一緒に日本に帰国した時のアルバムの裏表紙です)
イメージ 1

いつもこのブログを覗いて下さる方からのコメントを読んでビックリしました。
海外在住なので、情報源はインターネットなのです。

セ・リーグは予定通り開幕して、ナイター開催も含めて試合を実施するとのこと。
選手の方々は反対しているとのニュースを読みました。

ナイターって、当然ですがたくさん電気を使いますよね?
計画停電が実施されているこの時に、なぜにナイターなのでしょう?

プロ野球が悪いと言っている訳では決してありません。

楽しみにしている子どもたちもたくさんいることでしょう。
選手の皆さんが気迫のこもった試合をされることで、元気づけられる方もたくさんいることでしょう。
試合を開催することで、経済がいくらかでも活発になるという利点もあるでしょう。

でも、日中だけ試合をやるわけにはいかないのでしょうか。
素人の浅知恵でしょうか?

昼間でもドーム球場は電気を点けないと試合できませんよね?
冷房や暖房や換気にも電気は必要ですよね?
一体、誰が強硬にナイター開催をも主張したのでしょう・・・?

こんなことを考えていたら、以前東京で放映されていたあるCMを思い出しました。
あるお宅のご主人が自転車を漕いで発電しているというもの(笑)

そんなにナイターをやりたいなら、言い出した方全員で自転車でも漕いで発電して頂きましょう!!

地震の後、先週末はずっとPCの前に座って、ネットでニュースを観ていました。
海外在住なので、ニュース源はインターネットなのです。

NHKしか観ていなかったのですが、ふと民放のニュースを観たところ・・・。
ヘリコプターで東京の街がいかに暗いかをリポートしている場面に出くわしました。

「こちら、東京タワーです。分かりますでしょうか?ライトアップが消えています。」

・・・だからどうだと言うのでしょう?

そのヘリコプター、被災地の方のお役に立てようとなぜ思わないのでしょう!?

そう思って、そのニュースを観るのは止めました。
ヘリコプターの燃料を別の救援ヘリコプターに回すことだって出来たでしょう。

そして、繰り返し繰り返し凄惨な場面を放映する。
そこに何の意味があるのか分かりません。

特別な意図はないと信じていますが、そういう映像を観続けることによって出る弊害は大きいのです。
現に被災していない私はニュース映像から目が離せなくなり、
その結果、落ち込み、涙が止まらず、罪悪感に苛まれることになりました。
テレビを観ている人には、ネガティブなインパクトは甚大なのです。

報道とは、視聴者が必要な情報を伝えることではないのでしょうか?
どの局も同じような映像ばかり流して、電力の無駄遣いもいいところです。
(輪番停電ならぬ、「輪番報道」出来ないのかと書かせて頂いたほど!)


そんな中、ひょんなことから初めて芸人の方のブログを読みました。
(リンクして良いのか分からないのでお名前を書きますね?)
なだぎ武さんが、3月15日に記事に書いていらっしゃいますが、
サンドイッチマンのお2人が、実際に被災され何日か被災地で過ごされたとのこと。

彼らが「メディアの力は凄い。だからもっと避難所を映して欲しい。津波の映像はもう良い。」
ある番組でそう仰ったそうです。

その後、彼らが出演していた番組の局は、報道の内容が変わったと。

本当に必要な情報 を伝えることが出来るのに、
メディアはどうして人々の役に立とうと思わないのでしょうか・・・。


メディアって一体何なのでしょう?

私はスイスに住んでいます。

何も出来なくて、普段どおりの生活が送れることが申し訳なくて、
暖かいベッドで眠ることも、寄り添ってくれるパートナーがいることすらも申し訳ない・・・

そんな気持ちでここ数日を過ごしました。
きっと、被災しなかった皆さんが同じような思いだったと思います。

でも、昨日の午後から普通に生活することを「心がけ」ています。
それは、こんな文章を読んだから。
以下、転記します。

=======================
【災害時のメンタルケア】

◆1.今こそ自分自身のメンタルケアを。

今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出している時です。
こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、
まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。
細々意識してみることをトラッキングといいます。
自分自身に対するサポートを最初にしてください。

私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、
様々なことが違ってきます。

◆2. テレビの視聴には気をつけてください。*特にお子様、感受性の強い老若男女の方々。

身体がだるくなったり、ボーッとしたり、涙が出てきたり、妙な罪悪感が湧いてきたり、
不安状態にある自分に気づいたら、即刻テレビを消すか、
必要なニュース速報のみが流れてくる全く違う番組にしてください。

テレビで繰り返し繰り返し流される悲惨な映像は、非常に強い吸引力を持ちます
(とかく最近のメディアは人々の不安をあおるのが特徴です)。

人によっては催眠にかけられたようにテレビの前から動けなくなる人もいるでしょう。

こうした映像に何度も何度も自分をさらすことは、何の役にも立ちません。

***私たちが生きていく為に必要な情報が得られれば、それだけでいいのです!***

トラウマの渦の引っ張り込む力はとてもとても強力です。

サンフランシスコ大地震の時は、繰り返されるメディア報道が人々にもたらすネガ
ティブなインパクトは甚大だったといいます。


◆3. 今一番に必要なのは、身の安全を確保することです。
避難場所、食べ物、人々が安全かどうかをチェックすることが優先です。


◆4. そして非常時に最も大切なのは、人とのコミュニケーションです。
人を求めるのは、とてもとても自然なことです。

その時の自分の思いを言葉にして、所属するコミュニティでシェアしたり、身近な人
に伝えてみてください。

=======================

特に、この2.に私は当てはまりました。
罪悪感に苛まれていました。
海外にいて安泰な生活を送れていることや、何もできないもどかしさ・・・。
笑えなくなりました。
一緒に暮らすパートナーが涙目で「Mikiが辛いと僕まで辛い・・・」と言うほどに。

だから、私はニュースは最小限のものだけ見るコトにしました。


そして、普段どおりの生活を送ることに決めました。
一緒に暮らしている人さえ幸せにできないで、
何が「日本の為に何も出来なくてもどかしい。」だ!

・・・と自分を叱咤しました。
いつかお役に立てる時が来たら、目一杯働きます。
その為に今、ダウンしているわけには行かないので、
今まで通り、強くたくましく明るく生きて行きます!


そして、この映像を観て、私は泣きました。
哀しかったからではなくて、そこに光を見たからです。
画面に向かって「ありがとう!」と言っている自分に気付きました。
(動画がうまく貼り付けられないので、こちらをご覧下さい→


人間って素晴らしい。

先週末、スイスにいる私の義理の家族、友人、知人たち、そして各国にいる友人たちが、
日本にいる私の家族や友人たちの安否を気遣って電話やメールを続々とくれました。
彼らは私の家族たちだけではなく、日本を気遣ってくれています。

私自身、日本から遠く離れた場所にいて何もできないけれど、
こういう気遣いは身に染み、本当に有難く思いました。

そして今日、いつも通りに出社したにも関わらず、
同僚の「大丈夫?」という問いかけに泣けてしまったり、
簡単な文章を読んでいるのに書いてあることが理解できないことに呆然とし、
ミスをするより良いと思って早退しました。

地震直後から、自分が普段通りの生活を送れることに罪悪感を抱き、
「私はどうして日本から遠く離れた国でぬくぬくと生活しているの!?」と、
笑うことができなくなっていました。

お腹が空くと「食べられない人もいるのに・・・」と自分を責め、
暖かいベッドで眠れることも、そばに寄り添ってくれるパートナーがいることも、
何もかもが申し訳ない気持ちになってしまうのです。

でも、先ほどあるサイトで読んだ文章が私の心をほぐしてくれました。
テレビで流される悲惨な映像を見続けることによって、
私たちの心はネガティブなインパクトを受けてしまうとのこと。

情報収集の為に見るニュースで繰り返し悲惨な映像を観た為に、
私の心もかなりネガティブなインパクトを受けてしまっていたようです。

これではいけない。
被災しなかった私にできることは、普通の毎日をきちんと送ること。
そう思いました。

私の住むスイスからも救助隊(救助犬も!)を送ってくれました。
私も、自分にできる事をして行きたいと思います。


そして。
もう皆さん、ご存じだと思いますが、改めてご紹介させて下さい。
日本にいらっしゃる皆さんを、そして自分が日本人であることを誇りに思います。
I'm proud of you.

輪番停電というのが実施されるとのニュースを読みました。
(海外在住なので、情報源はほぼ全てインターネットです)

今、この時点ですごく電力を使っているのはテレビ局だと思うのです。

日本にいくつのテレビ局があるのか正確には知りませんが、
それこそ『輪番放送』にはできないのでしょうか?

おそらくどのテレビ局も伝えていることはほぼ同じはず。

どのように番組が作られるのかは知りませんが、
たまに映る舞台裏には、夥しい数のコードが見えます。

カメラ、ライトをはじめとした電気機器・・・
きっとものすごい電力が必要でしょう。

各社が例えば1日数時間ずつ放送するなどの措置を取れば、
その分、電気を供給できる箇所も増えるはず。


こういうコトを考えるのは素人の浅知恵でしょうか。



どうか1人でも多くの方がご無事でありますように。

そして、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

↑このページのトップヘ